コロナ緊急支援で子ども100名に支援を拡大!
コロナ禍でも正規教育からドロップアウトをさせない! Keep Children in School
フィリピンでは、2020年3月末からの厳しい行動制限・経済活動の抑制により、特に低所得者層のフィリピン世帯は極めて厳しい状況に置かれています。1年半におよぶ学校封鎖で子ども達はずっと家庭の中だけで生活し、精神的なストレスもたまっています。LOOBでは2021年6~10月に現地の子ども達に3つの支援を提供するためクラウドファンディングを行い、31名と株式会社With The World様から合計382,500円のご寄付を頂きました!これにより、教育サポート会員の皆様からのサポートと合わせまして、2021-2022年度は学資支援を70名(小中高生66名、大学生4名)、ノンフォーマル教育活動を100人に!拡大することができました。
*公立小学校と予定していたオンライン学習支援は学校との調整がつかなかったため、コミュニティ図書館を期間限定で開設いたしました。
就学の支援
ノンフォーマル教育・リーダー育成
オンライン学習支援
毎月1,250円の継続寄附で教育サポーターになる
フィリピンの教育事情
ドロップアウト児童およびユース380万人
フィリピンの教育制度は、幼稚園1年、小学校6年、中学校4年、高校2年と、計13年間のK to 12 Systemが導入されています。フィリピンでは、6歳から24歳までのドロップアウト児童およびユースの数は380万人にも上ります。その内訳は、6~11歳が5%、12~15歳が7.7%、16~24歳が87.3%となっています。学校をストップした貧困家庭の子ども達は、資源ごみを回収したり、トライシクルの運転手をしたり、手工芸品を路上で販売するなどして家計を支えます。
一度学校を辞めると……

LOOBが活動するカラフナン村でもこのドロップアウト児童の問題は深刻です。私たちが2009年にごみ山周辺の144世帯、230人に聞き取り調査を行ったとき、「一度は学校に通うのを諦めたことがある」子どもは106人(全体の46%)もいました。さらにその中の半数以上が「現在も休学中」の状態にありました。一度学校を辞めてしまうと、復学がとても難しいことが分かります。
10年の活動で、ドロップアウト児童を4分の1に削減
そこで、LOOBはコミュニティに入り込み、小学校から大学生まで包括的・継続的な学資援助とノンフォーマル教育活動を実施してきました。その結果10年でドロップアウト児童を4分の1に減らすことができました。教育サポートは単なる金銭の支援でなく、子ども達の学びに対する意欲を引き出すためのライフスキル教育を取り入れています。またコミュニティ内でユースリーダーを育て、貧困から脱却するロールモデルの輩出も大きな効果を上げています。
継続寄附の教育サポーター(随時募集!)
必要なのは……金銭面とモチベーションの支え
現在、パナイ島およびギマラス島にある5つの村で、経済的な理由で学業の継続が困難であり、卒業に意欲的な子ども約70名に教育サポート事業を行っています。「学資援助」と「ノンフォーマル教育活動」の二本立てで行うことで、将来への希望を持ち、学校に通い続ける意欲を育むことでドロップアウトを防ぐことができています。月1,250円で教育サポーターとなって頂けませんか?
小学生・高校生サポート会員募集! (年間15,000円)

学資援助とノンフォーマル教育への参加
会費は子ども達の学資金として、年に2回、文房具、制服や靴、交通費、工作費、課外活動費などに使われます。支援する子ども(LOOBキッズ)は1世帯に1人です。LOOBキッズの兄弟姉妹は、大学生のユースボランティアが実施する週末の英語アクティビティ(Weekend Kids English Activity)や無人島キッズキャンプに無料で参加することができます。会費のうち1,000円は事務管理費として子ども達から教育サポート会員へのお手紙の郵送代やモニタリングのための交通費などに充てられます。
大学生サポート会員募集! (年間40,000~60,000円)

奨学金とノンフォーマル教育へのリーダー参加
会費は大学生の奨学金として、大学の学期ごとの授業料納付時に奨学生にお渡しします。奨学金は、教科書、文房具、制服や靴、交通費、食費などに使われます。奨学生はLOOBの大学生インターン制度にも加入し、小学校と高校生のために行う週末の英語アクティビティ(Weekend Kids English Activity)や無人島キッズキャンプにリーダーとして参加します。大学生へのサポートの場合は、事務管理費に充てず会費の100%を大学生の奨学金に充てます。