青少年育成とコミュニティ開発のフィリピンNGO LOOB

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フェアトレード/生計支援

JICAの広報誌「Mundi」2017年2月号で紹介して頂きました

LOOBは、フィリピン・イロイロ市のごみ投機場周辺地域で、ウェストピッカー住民組織(UCLA)に対し、大人への生計支援による生活基盤の安定化と子どもへの教育の二本立てで活動しています。これにより、貧困のスパイラルを断ち切ることを目指しています。 

 

1. フェアトレードって何? お買い物でちょっぴり国際協力

フェアトレードとは、途上国の社会的立場が弱い人々(例えば貧困層の人、少数民族、都市スラムに住む人、女性など)が作った商品を直接取引することで、中間マージンを押さえ、生産者の現金収入を増やす貿易の仕組みです。従来の大資本による大量生産では、生産者への賃金が公正に支払われなかったり、環境に対する配慮が欠けている場合がありました。

フェアトレード推進事業(キャパシティビルディングおよび購買契約)

LOOBは、2007年からごみ投機場周辺住民の新しい生計となるジュースパック製品を制作しています。生産者のキャパシティ・ビルディング(製法技術、会計知識などの向上)を行いながら、毎月一定額の製品を購入することで、生産者の生計の安定を目指しています。非営利で実施し、生産者に仕事の機会を提供するだけでなく、リサイクル素材の利用により環境への意識を高める活動も行っています。

生産者の方々は、これまでのごみ拾いという不衛生な仕事から卒業し、自分の作った製品で子ども達を養えるようになりました。コミュニティ全体で一つの製品を作り上げていくことから、地域の再生や活性化にもつながっています。

フェアトレードを推進することで、南北問題や環境破壊など、地球が抱えているたくさんの問題を、少しずつ解決していくことができます。

ジュースパック製品SHOPへ

2. ジュースパック製品ができるまで

集める人、洗う人、裁縫する人。全ての段階で、「仕事」が生まれる!

3. フェアトレード・パートナー(FTP)募集!

LOOBのフェアトレード推進事業に賛同し、日本で製品を紹介して頂ける個人・団体を募集しています。
まず、資料をご請求下さい。最後のページにダウンロード用のURLが表示されます。

 

フェアトレードパートナー資料

 

4. 製品に関するQ&A

Q1. このジュースパック製品はどのような背景で作られていますか?

フェアトレードパートナー

A.フィリピン・イロイロ市のごみ投棄場のウェストピッカー(スカベンジャーともいう)の方々が、 Uswag Calajunan Livelihood Association(UCLA)という住民団体を組織し、2007年に新しい雇用を産み出すためごみ山から出る廃材を使って小物を製作する裁縫プロジェクトを開始しました。現在15~20人の女性と若者が携わっています。LOOBはUCLAの裁縫技術を向上させることと、毎月一定額の製品を購入することで、メンバーの生計向上を後押ししています。

Q2. このプロジェクトによって、生産者の生活はどのように変わるのですか?

A.今まで20年以上にわたってごみ回収で生計を立てていた方々は、裁縫プロジェクトでより衛生的で安定した収入を得られるようになりました。一番の大きな成果は、ごみ拾いから脱却して新しい技術と収入を得たことで、子どもを学校に通わせることができるようになったり、責任のある運営をまかされたり、と目には見えない誇りと自尊心を得るようになったことです。

Q3. このジュースパック製品はどうして地球に優しいのですか?

A. フィリピンでは小学校などで子ども達が飲むジュースパックが「リサイクル不可のごみ」として大量に廃棄されてきました。UCLAではこれをきれいに洗浄・消毒して、バッグやポーチを縫製しています。生産者とLOOBは、現地の小学校でもジュースパックを回収しているので、子ども達と3R(リサイクル・リユース・リデュース)を実践しながら、環境への意識を高めることにもつながっています。

Q4. 商品価格のうち、生産者にはいくらが入るのですか?

A. フェアトレードパートナー(FTP)登録をしていただいた支援者の皆様は、定価の25%割引のFTP価格で商品を入手できます。このFTP価格の40%が、実際に生産者UCLAに支払われる原価となります。また定価でご購入いただいた場合は、そのうち30%が実際に生産者UCLAに納付されている原価です。LOOBはUCLAの提示価格で毎月一定額を一括払いしていますので、日本の販売状況に左右されることなく、生産者の確実な現金収入となっています。また現地LOOB Incには日本で販売される価格の12%が収益として入り、フィリピンでの支援活動費に当てています。